韓国ドラマ-スパイ-あらすじ全話!最終回
韓国ドラマ-スパイ-あらすじ全話の最終回の
ネタバレです!
いよいよ最終回です。
ヒョンジュンが何者かに殺害され
それを何もなかったのようにもみ消そうとしている
影もちらつく中、どのようなラストを迎えるのでしょうか?!
ソヌとユンジンの関係も気になるところですね!
ソヌの母ヘリムとギチョルの関係も一体どうなってしまうのか…
ではお楽しみください♪
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韓国ドラマ-スパイ-あらすじ
~最終回~
床に転がった医療器具に手を伸ばすへリム。
その時、へリムのいる部屋の電話が鳴った。
出発を知らせにギチョルがへリムを呼びに来た。
鳴っている電話を手にするギチョル。
無言で電話を取ると相手であるソㇴも何も言わぬままだった。
何も言わないまま電話が切れる。
ソㇴは、電話に出たのがギチョルだと察した。
この診療所にギチョルたちが居る事を確信したソㇴ。
ギチョルは、電話線を引き抜いてへリムの手錠を外した。
電話の事を気に掛けるへリムにギチョルがほほ笑んで何でもないと言った。
ギチョルは、へリムを連れ鞄を持って歩き出した。
部屋を出ると、そこに手下たちが銃を向けて立っていた。
何の真似だと問うギチョルにホンランはこれまであんたが
やってきた事でしょうと笑みを浮かべて言い放つ。
ギチョルは、持って行きたければそうしろと鞄を差し出した。
ホンランは、ギチョルに銃を向けながらジョンアプ号(逃げる時に乗る船)
に乗る時の合言葉を教えるよう言った。
その代わり苦しまないよう殺してあげるという。
ハードディスクに船のチケットまでを手に入れるのは少々欲深すぎるのでは?と言うギチョル…
ま、お前たちの切符まで買ってないがな。。。
その言葉にホンランの表情が変わった。何ですって?
その瞬間、チョンホが仲間たちを撃った!ホンランが振り返りチョンホに銃を向けると
チョンホは、一足先に銃を撃った。
ホンランの胸からほとばしる血がへリムの額に振りかかった。
ギチョルに向けた銃を下ろすチョンホ。ギチョルも銃を下ろす。
ギチョルがへリムに話し出す。
お前がチョンホに変な話をしたそうだが…
しかしどうだ?チョンホは変わらないだろう?
教化所で一緒に過ごしてきた兄弟だからな。
目を細めるギチョルに、チョンホが静かに銃を向けた。
驚くギチョルに、当たりくじだって金で買う時代だって仰ってたでしょう?
兄弟も同じです船に乗る合言葉は何です?
その時、倒れていた一人の手下が銃に手を伸ばしていた。
そんななか、ギチョルらのいる診療所の手前で車を降りたソㇴは、その場に向かった。
心配そうなユンジン。
突然の銃声にチョンホが倒れ込んだ。
倒れていたもう一人の手下がチョンホを撃ったのだ。
ギチョルは、倒れている手下たちに銃弾を浴びせ息の根を止めた。
とその時、ギチョルが顔を歪める。
へリムが隠し持ってきた医療器具でギチョルを刺した。
へたり込んだギチョルから鞄を奪い玄関へと走るヘリム。
鎖で施錠された扉は開かない。へリムは別の場所へと走っていく。
ギチョルは、背中に刺さる器具を抜いて走り去ろうとする
へリムを見上げた。キム・ソンエ!!!
奥の扉をへリムは消火器を投げつけ鍵を壊した。
扉から逃げ出した瞬間、ギチョルが発砲した。
間一髪銃弾は扉で跳ね返った。
車で待機しているユンジンは、向こうに人影を確認した。
お母さん?!慌てて車を降りるユンジン。
診療所の中へ入ったソㇴは、そこで倒れているギチョルの手下たちを見つける。
他には誰も居ない。
倒れていたホンランが声を上げた。
駆け寄ったソㇴがどういうことだと聞いた。
ホンランは、虫の息でハードディスク…と言いかけ息絶えた。
へリムの後を追うユンジンは、ソㇴに電話を掛け状況を伝えた。
電話で話すユンジンの後ろに何者かが現れた。
ファン・ギチョルだ!
ギチョルは、ユンジンの腹に注射器を突き刺した。
倒れ込むユンジンをギチョルが受け止めながら忠誠心が足りないとどうなるか言っただろう。
チョ・スヨンと同じ苦痛を味わえ!
電話からソㇴに聞こえるギチョルの声。
あなたも同じ目に遭うわ…ユンジンが呟き倒れ込む。
ソㇴは、車へ駆け戻りダッシュボードを開けた。
そこにある小さな箱…以前ウナが渡してくれた解毒剤のキットだった。
(スヨン殺害の際に使用された毒薬を分析して作られていた解毒剤)
3分以内に接種する必要がある。
携帯のタイマーを3分にセットするとソㇴはユンジンのもとへ急いだ。
ソㇴさん!と言いかけるユンジンにしゃべるなと声を掛けるとソㇴは解毒剤を刺した。
残り時間37秒…安堵するソㇴ。
これで大丈夫、少し休んでと言うソㇴにユンジンはへリムが行った方向を教え、必ず助け出してと言った。
複雑な道の商店街を夢中で進むへリム。
苦しくなったへリムは倒れ込んだ。
霞む視界に揺れ動く意識。
へリムに遠い記憶が蘇る。
~~回想~~
産院で、赤ちゃんを抱く隣の産婦を見ているへリム。
早く会いたいかい?とウソクに声を掛けられへリムは天井を見た。
産むべきではなかったのよ…私みたい者が母親になってはいけないわ。
ウソクはへリムの手を握り、そんなことないと言い聞かせる。
僕らがソㇴを幸せにしてあげればいいんだよ僕たちならできるよ!
~~~~
へリムは、痛む体をかばいながらシャッターにもたれてウソクの言葉を思い出す。
私のせい…呟くヘリム。
へリムの後を追って来たギチョルは、角を曲がった奥に人影を見つけ近づいた。
もう裏切りに遭わないと言っただろうギチョルの声にじっと固まるへリム。
殺そうと思えば殺せた…お前もハードディスクも逃がすわけにいかんと言いながら角を曲がって
来たギチョル。
だがそこにはへリムの姿は無かった。
そんななか、ソㇴはヒョンテに電話をし診療所の場所を教え
すぐさま現場を片づけるよう伝えた。
手に入ったか?ヒョンテは声を潜めてソㇴに聞いた。
必ず手に入れて戻ります!ソㇴが言った。
へリムは、通路の奥に身を隠していた。
腕の傷が痛み思わずうめく。
ソㇴの名を呼ぶへリム。
再び遠い記憶が蘇る。
~回想~
ウソクがおくるみに包まれた小さな赤ちゃんをへリムに差し出した。
ソㇴだよ…へリムは、ソㇴを抱き見つめると
お母さんが守るわと声を掛け誓った。
~~~~
母さん?そこにいるの?突然聞こえた声にへリムが驚く。
母さん!!!
ソㇴは、もう少し我慢してとへリムに言った。
すぐに人が来るという。その声は力強い。
ファン・ギチョルも絶対に捕まえますと言うソㇴにへリムは来ちゃ駄目と首を横に振って見せた。
やっとの思いで身を起こしたへリムにソㇴの姿が見えた。
思わず駆け寄るソㇴに陰に居るギチョルの姿が見えた。ギチョルは銃を構えている。
駄目よ!!!
へリムが両手を上げてソㇴの前に立ちふさがった。
その瞬間、ギチョルの銃弾がへリムの背中を撃ち抜いた。
続けてギチョルはソㇴの腕を撃った。
転がり込むソㇴ。
ギチョルは、落ちている鞄を拾うとへリムを見る。
ソンエ…命まで捨てるほど家族が大事か?
へリムは、地面を這いずるように手を伸ばす。
駄目!持って行かないで!
それが無ければ…うちの家族は…
へリムの姿はギチョルにも痛ましいものに映った。
ソㇴは、落とした銃を拾いやっと立ち上がった。
ソㇴが撃った銃弾はギチョルを捉えた。
ギチョルも応戦し、その場を逃げて行く。
意識が朦朧としているへリムがソㇴの腕にしがみついた。
ソㇴ、母さんはあなたがいる事が嬉しかったわ。
あなたを産んで嬉しかった。
ソㇴが成長していく姿が嬉しかった…本当に嬉しかった
薄れていく意識の中、ソㇴが母さん!!と叫んだ。
へリムは、その声に目を開け港へ行きなさい。
ファン・ギチョルはジョンアプ号という船に乗るはずよと伝えた。
へリムは、ここで待っていると言ったがソㇴはへリムを残しては行けないとへリムを背負った。
引き返した先にユンジンが立ち上がった。
救急車を呼ぶからギチョルを追うようソㇴに言うユンジン。
へリムを助けるのが先だと言うソㇴにユンジンは家族を守るためには
ソㇴが自分でギチョルを捕まえるべきだと伝えた。
遠くから聞こえるサイレン。
一方、銃弾を受けていたギチョル。
ギチョルの腹からは、血が滲み痛みに耐えながら一人で車を走らせていた。
ソㇴがギチョルを追った。
ウナにジョンアプ号の入港記録を調べるよう頼むとスピードを上げた。
朝が来て次長がヒョンテのもとを訪れた。
ファンギチョルを逃がしてハードディスクもまだなのか?と問う次長。
それを認めたがヒョンテは、ギチョルの手下が全員死にソㇴが
ハードディスクを確保する可能性が高いと伝えた。
ため息の次長は、キム・ウソクを連れて来い!と言い出した。
口裏を合わせておく必要があるという。
自宅にいるウソクに出頭命令が伝えられた。
迎えに来た男に少し時間をもらったウソクはまだ部屋で眠っているヨンソを見つめた。
どこか行くの?とヨンソが目を覚ました。
あぁ…と穏やかなウソクは、ヨンソの手を握り
微笑んで、自分たちがどんなにヨンソを愛しているかをきちんと伝えた。
母さんと父さんがどんな人間であっても
どんな人生を歩んできたとしても、ヨンソとは何にも関係ないんだよ。
忘れないでくれよ?誰が何といってもヨンソの生きたいように生きるんだよ。頼んだよ?
ただならぬ事態と察したヨンソは、ウソクに抱きついた。
お父さん行かないで!!一緒に居てよどうしてみんな私を置いて行くの?どこに行っちゃうの?
ウソクは、ヨンソを強く抱きしめ涙を堪えるようにいい子だ、本当にごめんよ…と伝えた。
一方、病院へ運ばれたへリム。
付き添うユンジンに手を伸ばした。
意識が朦朧としている中、へリムはユンジンの手を握った。
別の方法であなたに会いたかった…
お母さん、私もです…
手術室の手前で看護師によって止められたユンジン。
座り込んだユンジンを男たちが囲んだ。
一方、傷から大量の血を流し港へ辿り着いたギチョル。
最後まで楽には行かないもんだな…
ハンドルを握るギチョルは、停めてあったショベルカーに突っ込んだ。
空回りするタイヤ。後戻りするには遅すぎる…
もう少しだ…俺なら出来る…
ギチョルは、鞄を手に車から降りると最後の力を振り絞るように歩き出す。
ふらつきながら歩くギチョルは、へたり込んだ。
船の汽笛が聞こえる。ギチョルは、海を見つめた。
一方、ソㇴはウナに指示を出す。
ジョンアプ号に連絡して、密航者を乗せないよう伝えてくれ!
港に着いたソㇴ。ギチョルの車を見つけた。
ギチョルの姿が無い事に悔しがるソㇴ。銃を構え進んでいく。
すると、息絶えたギチョルの姿を見つける。
血にまみれたギチョルの手には何かが握られていた。
それは、優しく微笑むへリムの写真だった。
ソㇴは、ヒョンテに電話を掛けた。
先輩!ハードディスクを確保しました。
事件報告の準備をしている次長のもとへヒョンテが現れた。
何だ?また約束を伸ばせって?報告会が終わったら話そう。
そう言った次長にヒョンテが伝える。
キム・ソㇴがハードディスクを確保しました。
捨てておけとでも伝えましょうか?
次長は、秘書を見て言った。
報告会は中止だ。
ウソクを連行している職員にもそう伝えられた。
ウソクを乗せた車は引き返す。
どういう事でしょう?どこへ行くんですか?
ウソクが不思議がると、職員は全て中止になったと伝え
家族のもとへお送りしますと言った。
一方、ソㇴは鞄を持って病院へとやって来た。
待っていたヒョンテに鞄を渡すと、二人は安堵した。
ソㇴは全身が脱力したかのようだ。手術中のへリム。
ヒョンテは、ソㇴを労いウソクとヨンソもここへ向かっていると伝えた。
ソㇴは、ユンジンの事をヒョンテに尋ねた。え?イ・ユンジン?
あの子もいたのか?とヒョンテが言った。
ソㇴは、ほほ笑んで言った。
いいえ、僕の勘違いのようです。
手術室の前で一人待つソㇴ。
そこへヨンソが、お兄ちゃん!と駆け寄った。
ソㇴの怪我を見て悲しい顔をするヨンソ。
ソㇴは言葉なくヨンソを抱きしめた。
ウソクが、ソㇴの名を呼んだ。
その声に顔を上げたソㇴ。
3人は、ただただ抱きしめ合った。
一方、次長の車の隣にヒョンテを乗せた監視の車が停まった。
ヒョンテを降ろすと走り去る車。
遅かったな。次長が怪訝そうに窓を開けた。
それか?と次長は鞄を見て、渡せと言い放った。鞄を差し出すヒョンテ。
これからすべきことは分かってるよな?
はいと答えるヒョンテに、もう行けと伝えると次長を乗せた車は走り去った。
一方、手術室のへリムは一向に出てくる様子が無い。
そこにあるテレビがニュースを伝えた。
殺人事件の容疑者が凶器を振り回して抵抗したため警察が銃を使用して
容疑者が死亡したというような内容だ。
ヒョンテもまた報告書を作成していた。
ファン・ギチョルは不法在留者であり同僚を殺害。
逃走中、警察によって銃撃され死亡。
ギチョルの部下たちは、秘密裏で焼却処理。
ヒョンテが観ているテレビニュースでは
画面にジョンヒョクの殉死が通知されていた。
それを見つめたヒョンテは、おにぎりを頬張った。
ウナがそっと飲み物を差し出し、のどに詰まりますよと声を掛けた。
ウナの肩を叩き言葉なくその場を後にする
ヒョンテにジョンヒョクの執務室が目に留まった。
あの時ジョンヒョクが必死で訴えた言葉を思い出す。
”ハードディスクを手に入れるのを手伝ってくれ”
”あれさえあれば人生一花咲かせられるんだ”
”お前いつまでも犬小屋みたいなとこでおにぎり食ってるわけにいかないだろう?”
おにぎりをもう一つ頬張り、ヒョンテはあ~美味い!と噛みしめた。
一方、次長はキム議員に連絡をし上機嫌でお話ししていたものをお持ちしますと伝えた。
何もかも国のためにやってることですからと…
そんななか、手術室の中から医師が現れパク・へリムさんのご家族ですか?と
ソㇴに声を掛けた。
ウソクとヨンソも立ち上がる。
3人は手をつなぎ合って医師の話を聞く。
1年後…
ランチをしているソㇴとウナ。
ウナは、今いい感じになっている彼の話をしている。
ソㇴはウナの話を黙って聞いている。
次の誘いが無いとぼやくウナにソㇴは笑いかけアドバイスをする。
とそこへソㇴの電話が鳴った。
もう戻らないととソㇴが慌ただしくする。
ごめん忙しくてね。
また時々ランチしよう。じゃあまた明日!ごめんと去って行くソㇴ。
夜になってもソㇴは仕事をしていた。
帰らないんですか?職員に声を掛けられ中国のバイヤーと約束があると答えるソㇴ。
接待をこなし、やっと帰宅するソㇴだったがどこか寂しそうな顔をしている。
途中車を降りたソㇴは歩道橋に腰掛けユンジンが住んでいたマンションを寂しそうに見つめる。
朝になりヨンソが部屋から飛び出すと起こしてって言ったのに!と慌てている。
ソㇴがミキサーで作った飲み物を差し出しこれ飲んで行きな!と声を掛ける。
へリムが作っていたものと同じものだ。
ヨンソはそれをじっと見つめ…これ吐いたやつじゃない?
飲まないとお弁当はなしだ。ぐっと飲み干せ!とソㇴ。
お母さんより酷いわ!とヨンソ。
玄関へ向かうヨンソに、頑張って来い!浪人!と声を掛けるソㇴ。
用意した朝食をウソクに運ぶソㇴが父さん!朝食を、と言う。
生返事のウソク。
ため息のソㇴは、家に仕事を持ち帰らないことにしたんじゃないの?と言う。
これだけ終わらせてからと答えるウソク。
父さん!!!とソㇴがうるさく言うと
分かったよ、こいつは嫁以上だと呟くウソク。
部屋を見渡しソㇴは声を掛けた。母さん食事だよ!
へリムが顔を上げた。
無理しなくてもいいのにとへリム。
今日はへリムの誕生日のようだ。
へリムは引っ越しの荷づくりをしていた。
せっせと荷づくりをしていたへリムがふと手を止め
ところで…昨日はどうして遅くなったの?とソㇴに尋ねた。
あぁ昨日は中国のバイヤーと会って…みんな酒好きだから…
と言うソㇴに、へリムは明るい笑顔でお酒はほどほどにして早く帰りなさいと言った。
そこにウソクが入り、ソㇴはもう公務員じゃないんだから君が理解しないとと言った。
父さんの言う通り!とソㇴ。
一方、ウナが健康食品を買おうとしている。店員におすすめを尋ねるウナ。
へリムに贈るプレゼントを選んでいるようだ。
そこへヒョンテが現れ、キム・ソヌへの夢は持つな!と声を掛けた。
先輩もソㇴの家に行くんですか?新しい業務で忙しいって言ってたのに…とウナ。
ソㇴとは縁があるんだ。飯を食う時間くらいあるに決まってんだろ!…
この店で一番いいものをくださいとヒョンテが店員に言った。
一番良くて安いものを…ウナが笑う。
ソㇴ宅にヒョンテとウナがやって来た。
ソㇴたち家族が笑顔で嬉しそうに出迎えた。
ウナが、へリムにプレゼントを差し出した。
お誕生日おめでとうございます!と言うウナに
ヒョンテも手を添え、僕の分も入ってますと付け加えた(笑)
みんながリビングへ向かっているとヒョンテがソㇴを引き止めてお土産を、お前にと手渡した。
僕に?とソㇴが驚く。
あぁお前にだ、一人で飲めよ!とヒョンテ。
一年ぶりの食事会は、和やかで幸せそうだ。
一年前の緊迫した食事会とは全く違う。
そうだ!引っ越しなさるそうですね?とヒョンテが聞いた。
ええ、前に見ていた家があるんですよと嬉しそうなウソクがへリムに微笑みかけた。
和やかな食事会も終わり、見送るソㇴたち。
ウナとヨンソが仲良く腕を組んで先を歩いている。
来て頂いてありがとうございますとソㇴがヒョンテに伝えるとヒョンテが言った。
平凡なのは退屈じゃないか?平凡が一番と言うソㇴ。
そうだ!さっきの忘れず飲めよ?食後30分!
じゃあなとヒョンテが歩き出すと、ソㇴがその背中を見送った。
ソㇴは誰も居ないダイニングでヒョンテの土産を開けた。
紅参商品の贈り物に柄でもないとソㇴが吹き出した。
錠剤を口に入れ、説明書を手に取った時、小さな封筒があった。
ソㇴは、封筒を開ける。
”去年俺たちが抱き込んで北に二重スパイとして派遣された要因がいる。
例のハードディスク事件についてお前に会いたいらしい。接触場所を教える。
だが行くかどうかはお前が決めろ ヒョンテ”
緊張した面持ちだったソㇴが小さく笑う。
橋の上で行き急ぐ人たちを眺めるソㇴ。
腕時計を確認しながらヒョンテの手紙を開いて見ている。
ソㇴさん!と呼ぶ声に振り向くソㇴ。
立っているのはユンジン。
以前より華やかになったユンジンがソㇴに近付く。
ユンジンは言った。
ソㇴさんに助けてもらいたい事があるの。
ソㇴはユンジンに静かに微笑んだ。
~完~
ハラハラドキドキが止まらない…そんな韓国ドラマ「スパイ」
最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
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